22歳 はんべえ DEBUT
ここはどこだ…?
私は激しい頭痛に見舞われながら自分が置かれている状況を整理しようと試みた。
確か私は河原町で某ウイルス蔓延防止策に抗い浴びるように酒を飲んでいたはずだった。
しかし、鏡ばりに赤いソファーが並ぶ待合室のような場所に私は座っていた。
それも1人ではなく4人でだ。
私達は酔った勢いのまま
「ピンサロ行くぞ!!!!!」
と蜂起し、居酒屋のキャッチに声をかけられた際は
「今からピンサロ行くんすよ〜笑」キモオタスマイル
とキャッチ側をドン引きさせながら木屋町を闊歩した。
受付の男との値段交渉の末、待合室へ
ちなみにバケモンと性交渉をしたいと思い全員指名なし。
一面鏡ばりの部屋に私たちはテンションが上がり、番号のくじ引きや射精への抱負など会話に花を咲かせていた。
待機して少し経った時、少し頭痛がするような気がしてきた。
それは徐々に強まり、バファリンを飲むほどだったが結局痛みは止まなかった。
待ち始めて20分ほど経ったころ、受付の男が私たちを呼びにきた。
どうやら番号順に嬢に会えるらしい。
そして、番号札1番を持ったK(仮名)は地下へと案内されていった。
2番を持ったG(仮名)は2階へと案内された。
奇数は地下説を心の中で提唱していたが3番を持った私は2階へと案内された。
では嬢とご対面。
階段の上で待ち構える嬢を一眼見て
あっ…これは"イけそう"
そう素直に思うことができる程度には問題のないお顔だったが、バケモンにフェラしてもらいたくて行ったピンサロだったのでそこそこ美人で少し落胆した自分もいた。
風俗初めてトークでアイスブレイクを試みる。
何を隠そう私はんべえ、今回が初めての風俗体験。
しかも、親の金でだ。
人生最後の夏休みということで母親は私にそこそこのお小遣いを恵んでくれた。
【現時点での使用内訳】
・スロット
・遊戯王
・競艇
・†ピンサロ†
ママ…早く俺と縁切った方がいいかもしれん。
初風俗宣言を聞いた嬢は優しい顔をして
「リラックスしてね〜」
と私の服を脱がせながら微笑んだ。
ちなみに脱がされている最中、4番の番号札を持ったR(仮名)がめちゃくちゃでかい声で嬢と話しながら廊下を歩いてるのが聞こえてきてちょっと笑いそうになった。
まずは口と体を清める時間。
裸になった嬢の少し大きめの乳輪と整えられた陰毛(※筆者はパイパンアンチです)をみて、己の高まりを感じた。
シャワーでは軽い手コキとフェラで軽いジャブを打ってきたと言ったところだろうか。
本番は横になってからである。
対戦よろしくお願いします。
飲酒の影響か普段より勃ちが悪かったが問題なく射精までたどり着けそうではあった。
しかし、初めてということもあり、自分はどうしていたらいいのかわからない"借りてきた猫"状態だった。
ただ、女性から一方的に責められたことのない私は新しいシチュに非常に心躍らせていた。
乳首を触られながらの手コキ、これ非常に強いです。
完全に受け身で感じる私を見て嬢は
乳首気持ちいい?右の方が好きでしょ?
当然気持ちいいに決まっている。
そして右の方が好きだ。
そこからはキスやこちら側からの愛撫などでだんだん盛り上がり、最終的に嬢は擬似騎乗位のような体制でシゴき始めた。
仕留めにきてるな
私は射精に向けてのメンタル作りを始めた。
しかし、ここで一つ問題が起きた。
めちゃくちゃ嬢の喘ぎ声が気になる。
擬似騎乗位ということは挿入していないわけであり、こちら側が性感帯に触れているわけでもない。
なんでこいつ感じてんだ?
一つのことが気になると別のことも気になるようになるのが悪い癖で、室内のBGMも気になるようになってきた。
なんかめちゃくちゃ陽気な洋楽が流れてる。
ラブホ感覚でいた私は
こういうところの音楽ってピアノが相場なのになんかめっちゃハイテンポな音楽が流れていて草
みたいなことを考えていた。
その結果、余計なことを考えすぎたのかだんだんと息子が萎えてそのまま時間が来てしまった。
人生初のピンサロは射精できずに終了。
しかし、タイプの嬢と絡めたため心は満足したと言える。
帰路、不完全燃焼の私たち3人+ちゃんと射精できた1人は次の予定を立てることにした。
次回は雄琴温泉「4名団体割り指名なし」
新たなバケモンくじを引きに滋賀へと向かう…。
to be continue…